フンボルトペンギン12号

シャン・チー/テン・リングスの伝説のフンボルトペンギン12号のレビュー・感想・評価

3.5
MX4Dにて
盛大な親子ゲンカ
バットマンビキニングのように悪の組織VS個人となる展開を期待して観に行ったら変な方向に飛んでいった感じ。終盤はほぼモンスターハンター。

アクションは中国のお家芸ワイヤーアクションにアメコミぽいSFCGを足した感じ。全体的に良かったと思うが、ジャッキーのような肉弾アクションを期待すると楽しめないかもしれない。
特にバスでのアクションは見やすくてグッド。

サイドキックになる女性がただの賑やかしに終わらなかったのも良いかな。
シャンチーの妹が片桐はいりに似ていた。両者キャラが立ってて良かった。
テンリングスのボス(父親)が終始いい人に見えた。邪悪さが欲しい。作中とりを飾った空飛ぶトカゲの王も最後にいきなり登場するのなら、あの姿で妻(母)の声でおちょくってくる、くらいの醜悪さが欲しかったかな。

テンリングスはラストにいくらかほのめかされるも、ほぼ武器としか描かれずどういう特性のものなのかよくわからずもやる。ヴィジュアルは私の中の少年の心をめっちゃくすぐるんだけどね~。