papua

シャン・チー/テン・リングスの伝説のpapuaのレビュー・感想・評価

2.9
権力欲しくてたまらない男と心優しく清く強い女がなぜか結ばれて、男の子と女の子を授かります。
一家は幸せに過ごしていましたが、父となった男の過去の悪行が原因で母は亡くなってしまいます。
結果的に男の子=シャン・チーは親父に鍛えられ、えらく強くなるんですけども、なんだなんだアメリカに逃亡。
で、アメリカでの生活から物語はスタートするんですが、なんだかんだ中国へ戻ることになり、さらに父と子の戦いが勃発することに…というお話です。


簡単にまとめると、いろんな人を巻き込んだ父と子の親子喧嘩なんですけど、全部悪いのは父親です。
でもなんだかんだ父にも同情しちゃうよね、しょうがないよね、と描かれているのが不思議なところ。

だいたい、権力を得ることに取り憑かれた男と聖人君子みたいな女が結婚するというのが謎すぎる。普通に考えたら水と油みたいなもんだと思うんだけどなぁ。

そういった不思議がいくつもあるんですけど、完全無視でストーリーが展開されるのはヒーローモノだからしょうがないのかなぁ?なんて思ったり思わなかったり。

アクションシーンはなかなか迫力があっておもしろかったですけど、ストーリーの浅さが気になってしまって…。

ヒーローモノですからね、ご都合主義で話が進むのもわからなくはないですが、個人的にはそこそこの映画でした。
papua

papua