あおいことり

シャン・チー/テン・リングスの伝説のあおいことりのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

持ち点0.5±
★監督 0.5
★演者 0.5
★演技 0.5
★音楽 0.5
★脚本 0.25
★感情 0.25
★美術 0.5
★評価 0.5
★特筆 0.5

《感想》
MCU初スタン・リーがノンクレジットの作品。新しい試みに対して半信半疑の思いで鑑賞しましたが杞憂に終わりました。

愛する妻を取り戻したかったウェンウーの不器用さと繊細さにやられました。最後は捨て身で息子を守ったうえ、テンリングスを継承させる。装置したままなら不老不死なのに、こんな形で息子の期待に応えるなんて。今後は回想シーンでの登場を期待しようと思います。

何はともあれ

MCU初アジアンヒーロー、最高!

すぐカラオケに走ってHotel Californiaを歌いに行きました。I Don’t Want To Miss A Thing もついでに(上手さは求めてないので)

第二班監督/スーパーバイジング・スタント・コーディネーターのブラッド・アランさんのご冥福をお祈り申し上げます。『キック・アス』『キングスマン』も大好きです。

《解説》
主人公シャン・チーには父ウェンウーと妹シャーリンがいます。母の死をきっかけに離散した家族のそれぞれの孤独と生き方、関係性の変化を交えて主人公が成長するまでの姿を本作では取り上げています。

《父ウェンウー》
犯罪組織テン・リングスのリーダー。
妻を亡くした悲しみはとりわけ深く、正しく生きることへの疑念から子供達への愛情も歪んでいきます。演じるのはトニー・レオン。戦闘で披露した拳法はタイガー・クロウ(虎爪功夫)だそうです。

《シャン・チー》
平凡な青年を装うが、復讐者として父の望むままに育てられて14歳の時に初仕事と称して殺人を犯した過去があります。母に顔向け出来ないと後悔した彼はこの事件をきっかけに父の道具として生きるのをやめて暴力を封印します。終盤は父と母を等しく理解して、守護神である龍を呼び起こし、テンリングスを受け入れる事で剛と柔の調和した強さを手に入れる。

《バスでのバトルシーン》
暴力を封じていた主人公が父から授かった力を解放して戦う、本作の名場面。バスの中を縦横無尽に動き回る姿は迫力がありました。

《ソウルイーター》
ター・ロー村にあるダークゲートに幽閉しているソウルイーターの造形。わたしは憶測でシンゴジラの影響が少なからずともあるのでは?と思っています。シンゴジラは熱核エネルギー変換生体器官(生体原子炉)によって生み出される高熱から生じた赤い光が体内から漏出しています。ソウルイーターの場合は人の魂を食べるとエネルギー源になる設定で食べる度に喉元から青い光を発しているように思いました。

《テン・リングスは帰ってくる》
10個の腕輪は1,000年よりずっと前の金属で出来ている。エターナルズが楽しみになる前振り。またテンリングスの解体は建前で、再建する妹さんにも期待。

《メモ》
アベンジャーズ/エンドゲーム後の世界

バスは実際にサンフランシスコの坂道で本物の車をぶつけながら撮影された。ター・ロー村のセットが建設されたのはオーストラリアのシドニーのとある貯水池。

ゲストはウォンとアボミネーション、キャプテンマーベルとブルース・バナー※怪我

《その他》
冒頭のファラ・チャンとトニー・レオンのワイヤーアクションを観て、祖母と映画館でみた作品を思い出そうとしてる途中。
グリーンディステニー?より後の作品か…。
やたら綺麗だった事しか覚えてない。
あおいことり

あおいことり