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青葉家のテーブルのpherimのレビュー・感想・評価

青葉家のテーブル(2021年製作の映画)
3.8
著名人の母もつ高校生優子が、風変わりな共同生活を暮らす一軒家に居候するひと夏。

⻄⽥尚美と市川実和子、元親友で長年絶縁していた母同士を演じる丁々発止が白眉。

《北欧、暮らしの道具店》の企画作だけあり、舞台となる家/多国籍風中華/美術予備校の内装はいずれも眼福。


片桐仁の《浮遊する謎の生物》感がうまく機能する作品は、すなわち余裕があるということなのか、闇要素の同居を阻むのか、ふしぎと和みつつ楽しめますね。本作では息子のバンド話に自らの青春の記憶が疼きださずにいられない父親役。
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