みどりょ

ソー:ラブ&サンダーのみどりょのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
4.5
MCUを通して、親族も故郷もアイデンティティーすらも失ったソーだからこそ行き着いた景色に大感動。ラブ・アンド・サンダーの響きが最高だと思ってたら、こめられた意味も最高だった。

序盤で歴代シリーズで起こった出来事を軽く振り返るシーンがあるので、MCU作品入門としてもオススメ。

バトルロイヤルに続くシリーズイメチェンの流れはそのままに、前作以上に縛りのなくなった今作ではおふざけ度も大幅UP。
それでいてタイカ・ワイティティ監督の、ただふざけ倒しているだけのように見えてかなり丁寧に、計算されたストーリーがすごかった。


ひさびさにスクリーンでガーディアンズに会えたことが嬉しかった。おかえり。
ヴァルキリーは相変わらず頼れる姉御感、久々のジェーン登場と思ったら腕ムキムキで惚れる。


アベンジャーズ ビッグ3の中では1番テーマにブレがあってアンバランスなシリーズだったソーが、今作で喪失の物語として一つのシリーズ完結を迎えるようで巧妙だなと思った。
ここにきて歴代シリーズの日本版タイトルに「マイティ」がついていたのが今作で無くなったことが、偶然にも物語とリンクして意味を持ったことも面白い。
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