Harumakiさん

ソー:ラブ&サンダーのHarumakiさんのネタバレレビュー・内容・結末

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

【 “ソー”サプライズな
          神バトル 】

この映画は、marvelヒーローの『ソー』シリーズ4作目となる大作です。
全体的にギャグシーンが多めで、アベンジャーズシリーズなどのシリアスな展開とは裏腹に、軽く笑いを楽しめる作品でした。
横の席からも笑い声が聞こえました(笑)
展開の進み具合は前作と同じように淡々と進まれ、それでいてスケールの大きい世界観は見ていてノンストレス。
ソーの振り返り、これから起こる次世代への繋ぎ、そんなメッセージが感じられる特別な作品でした。

●全作品が回想される今作。
序盤は岩の友達コーグにソーとジェーンの出会いと物語が語られ、半ばでは前作のバトルロワイヤルでの出来事を語られる。
長い間が空いて公開された今作は、これまでのファンや新規ユーザーに向けての親切さが感じられ、私自身も懐かしい味を感じつつ物語を楽しめました。特に、ジェーンについての物語はほとんど覚えていなかったので、今作の仕様には救われました。

●愉快な仲間たちの参戦。
ちょっこと出演だったとしても、ひさしぶりのガーディアンズオブギャラクシーを見れたのは激アツでしたね。やっぱりロケットの皮肉とソーの天然は見てて面白い。
映画の始まりから雰囲気を掴むあいつらはすげぇや、、。

●激アツ神々が参戦。
今作では、ゼウスの開く集会所に行く際に登場される、様々な神に次回作への“つながり”が大いに感じられました。
そもそも、雷神であるソーが尊敬していたゼウスの登場は、上には上がいるという世界観の広がりが強く感じられ、さらにはヘラクレスや他の神々の登場まで匂わされていました。
この時に思い知らされる、ソーは多くの神のほんの一部だということ。
まだまだ有名な神々が存在する中、これからの作品で登場や活躍がされると思うとさらに興奮してしまう!いやぁ、、、まだまだいっぱいいるやん。
作中でボコボコにされるゼウスには驚きましたが、専用の武器の登場はこれまた激アツ。イナズマ模様のあれはレプリカで欲しいなぁ。

●ストームブレイカーとの何気ないやりとり。
いやぁ、、ソーとストームブレイカーのやりとりはめっちゃ笑いましたね。
久しぶりのムジョルニアとの再会で心を寄せるソー、それに嫉妬するかのように言うことを聞かないストームブレイカー。このやりとりが本当に面白い。毎度言い訳を立てるソーはほんと情けなくて微笑ましかったです(笑)
終盤の神殺しの“ゴア”との戦闘で叶うストームブレイカーとムジョルニアの2個持ち。あのシーンはやっぱりロマン的に心揺さぶるなぁ、、、。さいっこうにかっこいい!!
映画見終わったあと真似しまくってます(笑)

●元恋人と雷神の再会。
ソーの単体作品で描かれ続ける人と神の恋愛事情。
マイティー・ソーへとかわったジェーンはカッコよくも美しい、、もしソーが2人いたら、というifをかなえられた今作は感動でした。バラバラになったムジョルニアを破片を飛ばして戦うとか、斬新で迫力のある演出でとても興奮させられました。
宇宙中をかけるソーと、人間界で研究を続けるジェーンの間で広がる心の距離はこれまでも、今作でも切なく描かれていました。2人の中をやり直すチャンスを、ことごとく潰していく癌の発覚は衝撃でしたね。
ラフに描かれ、とてもスピーディーではある今作、それでも重くしっとりとした感動を与えてくるのは本当に素敵だなと感じました。
最後のジェーンとソーの会話は名シーンですね。

●次世代への希望。
ゴアの娘を預かったソー。物語ラストではソーと養子となった少女の新生活が描かれ、今作のタイトル『ラブ&サンダー』の意味が回収されました。
クレジット後の映像では、ゼウスの命令でヘラクレスがソーを追うという流れが演出されていました。
次回作の大まかな流れや、これからの新ヒーローの誕生が予想され、多くの期待が生まれましたね。本当に、次回作に期待大!!

◉まとめ
この映画は、神殺しの“ゴア”を止めるため二代ソーによる迫力満点で、神々を巻き込む超大戦を描いた作品です。
語り口調で始まり、語り口調で終わる。
なんとも神話らしい終わりを遂げた今作。
今までのシリアスさとは裏腹に軽く、それでいて感動させられる作品でした。
これから先へのバトンパスも含まれ、次の作品が楽しみで仕方ありません、、、、。
やっぱ映画館で見るmarvelは最高!










久しぶりの映画鑑賞でレビューの難しさが強く感じてしまった、、、。
まだ後一作品残っているので、そっちの方もチャチャっと書いちゃいます!!(ホラー映画のX)
Harumakiさん

Harumakiさん