ヒムロ

ソー:ラブ&サンダーのヒムロのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.7
サノスとの最終決戦の後、ソーはコーグと共にガーディアンズオブギャラクシーの船で人助けの旅をしていた。
旧友シフの救難信号をきっかけに船を降りた二人は神をも殺せる武器ネクロソードを操り全ての神を殺す「ゴッド・ブッチャー」となったゴアという男の存在を知る。
ゴアの襲撃からニューアスガルドを守るためヴァルキリーらと戦っているその時、再生したムジョルニアを振るうソーのような衣装の女性が現れる。
それはかつてのソーの恋人ジェーン・フォスター博士だった。


ともかく影の国でのバトルシーンが最高に良い。
これに尽きる。
ただ白黒にしただけでなく雷などのエフェクトだけ色がついているのだが、その色も鮮やかな色味でセンスが光る。
バラけるムジョルニア、子供達との共闘シーンも最高に楽しかった。


ストーリーについては最近のソーシリーズらしくかなりコミカルなテイストが多め。
太っていた過去をナレーションベースで片付けたのはいい采配だとは思うが、それ以外の雑なシーンが気になる所。
影の国にニューアスガルド、オリンポスとゼウスを始めとする神々など、極め付けはジェーンとの過去回想など矢継ぎ早にどんどん新情報が出てくるのでなんだか無理矢理感が否めない。
まぁMCUに前作から設定を振っておけというのは無理がある気がするので脚本家も仕方ないのかもしれない。

急に始まったムジョルニアとストームブレイカーとの会話劇は人によってはシュールにも感じられてそうだが、日本人的には八百万の神という発想があるので物に話しかけたりするのは割と違和感なく見れた。
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