こんにゃく

ハロウィン KILLSのこんにゃくのネタバレレビュー・内容・結末

ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

2019年版も視聴済みです。

ハロウィンシリーズには詳しくないのですが、2019年版は某ゲームをプレイしてから興味本位で見に行きました。
もともとホラー映画は好きなのですが、最近のは特に、恐怖の対象を撃退したり、女性が物理的に強い作品が増えた…と感じます…昔からですかね??

前作の続きとは思っていませんでした。話は2019年版のラスト、マイケルを撃退し、家に火をつけた後。あの業火の中でも何故か生きていたマイケルと、過去の惨劇を体験した人たちの口伝てで街にどんどんと恐怖が広がっていき、無関係な人まで死に追いやってしまう。

「理解し難い殺人犯」という脅威がすぐ近くにいる、というだけでなく、「それをどうにかしようと果敢にも立ち上がり鼓舞する人」が1人いるだけで、こちらもまた脅威になる。という『人間が怖いホラー』だったので結構好みの展開でした。

一緒に見た友達は「マイケルが概念化してる」と首を捻っていましたが、ホラーは正体がわからない時が一番怖いと思ってるので、視聴者ではなくこの街の人たちがそういった見えない恐怖に歪んで、他者を追い詰めてしまう、そしてそれすらもマイケルの思惑通り、というのがホラーらしい愚かさで良いなと思います。

それはそれとして、マイケルという恐怖の対象が無双する話じゃないのが不満というのも分かりますし、本能で動いてるイメージがあったので「マイケルの思惑」はそんな思惑あったか?と思いはしました。
(2019年以前の話を見ていないのでイメージですが!)