ハロウィンシリーズ完結作としては冒険した内容になっていて賛否両論(否が多いが)になるのもよくわかるが、自分は嫌いになれない作品だった
完結作でマイケルじゃなくマイケルに感化されたぽっと出の青年の心の闇を掘り下げるのは確かに謎だが、継承の物語と考えればまだ許せる
マイケルが下水道に住んでいてすっかり老いを感じさせるのも寂しくなりつつも自分は嫌いになれない部分である
コーリーとマイケルが仲間みたいになった時は謎だったが結局マイケルに情などなくゴーリーが勝手に気持ちを寄せてた流れはどこまでもマイケルの純粋な邪悪さを表現していて好きだった
前作でマイケルを哲学的な邪悪の権化として定義し、暴力では殺せないといいながら思い切り暴力で決着を付ける部分もツッコミどころかもしれないが、マイケルを哲学的な存在にすること自体が個人的には好きじゃないからそこは良かった
ローリーとマイケルの決着の付け方はピンとこないが、全体的に見たら酷評される程には感じなかった
