現実世界で亡くなってしまった主人公。
主人公がいなくなってしまった作品で続編を作るとしたら序盤でナレーションとかで説明があった後すぐ新主人公が登場して新しい作品として話が進んでいく気がするが、今作は全く違う。
作品中でも亡くなった主人公(初代ブラックパンサー)から2代目に引き継ぐまでの喪失と再生の物語。
これはブラックパンサーという映画自体の喪失と再生の物語でもある。
映画作りに関わった役者、監督、その他大勢のスタッフでブラックパンサーという映画を復活させるまでのプロセスの映画でもある。
作品中でブラックパンサーが再生する物語とブラックパンサーという映画を再生する物語。
フィクションとノンフィクションの二つ物語が喪失から再生に向かっていく姿にはひたすら感動した。
最後のシーンの2代目のブラックパンサーの表情が全てを物語っているように思う。
ただ言いたいこともある。笑
その喪失と再生の物語をリスペクトと愛を持って丁寧に丁寧に描いた結果だから仕方ないけど、正直長すぎるなとは思いました笑