ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバーのino7010のネタバレレビュー・内容・結末

まさに国と国との戦争の始まりと終わりを描いた映画だった。
ネイモロ達が地上世界への戦争を計画しているとはいえ、女王は冷静さを失っておりあのやり口は戦争の責任を担う形であると思うし、シュリも復讐を目的として戦っており、ラストバトルまでずっと正義と悪の戦いとして観ることはできなかった。結末もトップ同士の和解であり、ここまで爽快感なくヒーロー映画を作り切ったのはすごいと思った。
前半は画面が暗めでイマイチだったが、水中帝国とラストバトルの迫力やたくさんの言語が飛び交う多文化的な雰囲気で映像にクオリティ高かったかなと。
ラストわずかな映像とシュリの涙で最大限の弔意を示したのは感動的で美しかった。