さいきパパ

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのさいきパパのレビュー・感想・評価

5.0
前作ブラック・パンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンの追悼作品として素晴らしい作品でした。
映画の内容もブラックパンサーことティ・チャラの喪に服し喪が明けるまでを160分に描き切ったところが何より最高でした。

文章力が無いので良かった点を箇条書きにしておく。

前作ではトランプ元大統領へのパンチの効いたメッセージであったのに対し、本作ではプーチンへの皮肉を込めたメッセージになっていることが面白い。
であるがゆえに全く話し合いもなく攻めてくる非人道的な攻撃が映画としてどうなの?と思ったりもするが現実そういうことが行われていることへの怒りのメッセージなのだろう。

音楽は100億点。ちょっとエンドロールの2曲目があれ?ってなったけどこれはこれで良し!ということにしておこう。
予告で使われていたBob Marleyの「No Woman, No Cry」が本編で無かったのが残念だったかな…

美術は200億点。前作のアフリカ民族的美術も素晴らしかったが、今回の敵となるメソアメリカ民族美術もいい感じ!
マヤ文字も雰囲気があってよかった。

ヒーローとヴィランの闘いというより、国と国の闘い。その中での国のトップの苦悩を描いているのも良かった。

最近のマーベル作品は一見様お断り感が強かったが、本作は前作「ブラックパンサー」を観ていれば判るシンプルさも良かったねー
「ブラックパンサー」以外の予習は必要ないが、ライアン・クーグラー監督の「クリード」とメル・ギブソン監督の「アポカリプト」は観ておいて損はないと思う。

そして「42〜世界を変えた男〜」は必ず観ておこう!
私にとってこの映画は「ブラックパンサーの葬儀」であり、それ以上に「ジャッキー・ロビンソンの葬儀」に感じた。

チャドウィック・ボーズマンありがとう

P.S. Rihannaの「Lift Me Up」は日本のNOVELAの「Little Dreamer」に似てません?
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