ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバーのShotaOkuboのレビュー・感想・評価

この映画は、チャドウィック・ボーズマンの不在を前にして、それでも前進することが出来るのかという問いである。巨大な喪失を経験した者が復讐心に駆られることなく、その正しさを振り絞ることによって、落とし前を付けることこそ、この映画、ひいてはMCU Phase Fourに通底する英雄としての資質と言える。