ずっと待ち望んでいた作品だったので鑑賞。
チャドウィックへの愛と敬意、ブラックパンサーという作品に対する情熱が伝わってくる素晴らしい作品でした。
また全編を通してティ・チャラの話が出てきて彼の死を乗り越えシュリやナキアたちの成長、ワカンダという国としての成長も描いていて続編としてとても良い作品だと思いました。
本作のヴィランとして登場するネイモアが強いし、しっかりバックボーンがあるキャラクターだったのでとても魅力的でした。
ワカンダVSタロカンというどちらも高度な技術や文化を持った国同士で争うのがどのようになるか観ていてワクワクできました。
オコエにブチギレる時のアンジェラ・バセットの演技が感情に訴えかけてくる素晴らしい演技で感動しました。
初登場のアイアンハートの登場の仕方が本筋に深く関係してきたのに、前作に登場して大活躍だったロス捜査官が今後の作品への布石の役割だったのが残念でした。
ただ腑に落ちなかったのが近しい人たちが亡くなってその復讐のため行動するシュリで、ティ・チャラだったら冷静に長い目でみて動いていたと思うし、なによりティ・チャラといつも一緒にいて兄の背中を見ていたはずなのになんで復讐に第一に考えてしまうのかちょっと納得できなかったです。
本作の最初と最後が風が吹く音で今までの軌跡に浸りながら静かに物語が始まって終わるのが心に沁みました。