Rhuzerv

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのRhuzervのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

MCU史上最も静かで儚い映画
ティ・チャラ役のチャドウィック・ボーズマンの追悼と、シュリのブラックパンサー継承という2つの大きな出来事をまとめきるのは難しかっただろうけど、そこを完璧にまとめきっていて素晴らしかった。

ティ・チャラの葬式から始まり、
無音のMARVEL STUDIOSのロゴから始まる今作

タロニア帝国と同盟を組み
地上に戦争を仕掛けるか、
タロニアとワカンダの戦争をするかで板挟みの中、
母ラモンダを失って若くして家族全員を失うのキツすぎる…
ノーウェイホームのトムホピーターと
グリーンゴブリンのときもそうだったけど、
やっぱ若いヒーローが大切な人を失った時に
復讐という考えにたどり着いちゃうのは仕方ないのかな…

ブラックパンサーというヒーローは
ワカンダで最も強い心を持つ者であり、
ネイモアとの一騎打ちは復讐で戦ってたけど、
ここでネイモアを殺したら
また更なる憎しみを産み、
ワカンダの国王、ブラックパンサーの姿として
相応しくないと悟り、
ネイモアに降伏を持ちかけたところでようやく
シュリがブラックパンサーになれたと思った。

そしてネイモアがめっちゃカッコ良かった!
ネイモアがワカンダに侵略してきたときの
恐ろしさ半端ないし、足の羽で空中戦の機動力えぐい笑笑
シュリに持ちかける逃げ道の無い提案も狡猾で
ネイモアの悪い方向への頭のキレ方完璧過ぎる笑笑
陸海空全部強いし、頭もよく、国王としての
才もあってめっちゃ好きになるキャラだった!!
今後も絶対出てくるだろうし、616のイルミナティを作ってくれ!

そして最後の光に照らされ無言の中
火を見つめるシュリの何とも言えない表情が…
ここでまさかのティ・チャラには息子がいることが判明!
まだシュリにも血の繋がる家族がいて少しでも希望を持てて良かった!
Rhuzerv

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