メタ壱

喜劇 愛妻物語のメタ壱のレビュー・感想・評価

喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)
4.0
売れない脚本家で妻のヒモのような状態で生活をしている豪太。
妻・チカに罵られる毎日を送っている中、新しい企画のチャンスを手にした豪太は、渋々承諾してくれたチカと幼い娘・アキとの3人で香川県へ取材旅行に出掛ける事に!…というお話し。

自分は結婚していないので本当の夫婦や家族っていうものは解りませんが、とてもリアルな作品だと感じました!

夫が可哀想にも見えるけど、そんな頼りない甲斐性なしじゃあしょうがないよなぁとも思うし、妻は妻でちょっと夫にキツくあたり過ぎじゃないかーと思うけど、こんな生活ならそりゃあ怒りますわなって思ってしまうし、こんな状態の両親の間にいる娘が可哀想だよとも思うけど、何気に明るく真っ直ぐに育っているなぁとも思ってしまって、この家族は崩壊寸前のヒドイ家族の様にも見えるけれど、“幸せ”ではなくとも良い家族にも見えてきます。

本人達にとっては悲劇でも、傍からみると喜劇!
だけど、意外と本人達にとっても悲劇であり喜劇なんじゃないかなって見えてきて、なんだかとても愛おしい家族だと感じるように(笑)

一家3人で号泣してるシーンには大爆笑してしまいました(笑)

こんな家族になりたくないとも思うし、こんな家族になりたいとも思わせられる如何にも摩訶不思議でリアルな家族(笑)

笑いあり涙あり、じゃなくて泣きながら笑ってるのが夫婦とか家族とか、人生ってものなのかもしれませんね!
メタ壱

メタ壱