みどりです

巴里の屋根の下のみどりですのレビュー・感想・評価

巴里の屋根の下(1930年製作の映画)
4.0
詩的リアリズムらしい

コトバンクから
「1930年代後半のフランス映画のスタイルをさす用語。第二次世界大戦前夜の不安定な世相と時代の鬱屈(うっくつ)した気分を反映した、繊細で叙情的な描写、厭世(えんせい)的だがロマンティックな物語、スタジオでのセット撮影などを特徴とする。国際的に高く評価され、興行的成功を収めた。ジャック・フェデーの『外人部隊』(1934)、ジュリアン・デュビビエの『望郷』(1937)、マルセル・カルネの『霧の波止場』(1938)などが代表的な作品で、『大いなる幻影』(1937)や、『ゲームの規則』(1939)といったジャン・ルノアールの作品を含めることもある。時代は下るが、カルネの『天井桟敷(さじき)の人々』(1945)が詩的リアリズムの集大成であり最後の作品とされている。詩的リアリズムを牽引(けんいん)した脚本家としては、フェデーやデュビビエと組んだシャルル・スパークCharles Spaak(1903―1975)と、カルネとのコンビで知られる詩人ジャック・プレベールが有名で、俳優ではジャン・ギャバンが代表的である。」

ウィキから
「表現手法としては、大型セットにおけるスタジオ撮影を基本とし、遠近などに関して誇張を行なう場合が多く、そのため画面上におけるパースペクティブに歪みを生じさせることが多い。」

「撮影は撮影所にパリの街並みをロシア人のラザール・メールソンが再現して行われた。空間のパースペクティブが奇妙にゆがみ、建物がわずかに不思議な傾斜をしている現実と非現実の微妙なバランスから生まれる美の感覚こそがリアリズムだという」

意外とこゆメロドラマ好きだった。
サイレントとトーキーが混ざってて曲が映えてる。

ドアが閉じて窓が空いた。
始まりと終わりでパリを覗き見た気分にさせられた。

ベッドのシーンが好き。