ゆい

海辺の映画館―キネマの玉手箱のゆいのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

歴史と映画のコラージュの様な、他にはない映画。面白い!ただ、歴史、映画史、中原中也の詩への私の教養がもっとあればもっと楽しめただろうなって思った。分かる部分(小津安二郎の戦争への向き合い方など)は充分に楽しむことができた。

赤髪(召集令状)を、おめでとうって持ってくるシーン、涙が出た。お国の為に、名誉なことって大事な人を戦争に送り出した人々の思いを考えるとやりきれない。おめでとうって言いながら配達する人の気持ちも。
戦争の悲惨さを忘れないように、しなければ。沢山の映画を見続けて、考え続けよう。


memo
・白虎隊...16,17歳の武士の青年たちが飯盛山で城が焼けるの(実際は焼けてない)を見て自決した
・娘子隊...会津戦争において中野竹子らにより自発的に組織された女性だけの郷里防衛隊。竹子は説①額に銃弾を受け戦士、妹優子は介錯して首を回収した②竹子は胸に銃弾を受け優子に介錯を頼んだ
・介錯...自死の手助けをすること
ゆい

ゆい