2000年代の初め…ストリップクラブで稼いでいたディスティニーとその姉御分ラモーナ。しかしサブプライム問題で景気が落ち込むと、彼女たちの稼ぎも無くなっていく。出産を機に足を洗ったディスティニーは、まともな職に就こうとするもなかなか上手くいかない。仕方なくクラブに戻り踊りを再開するが、そこはラップダンスだけで満足しない客に応える卑しい風俗店へと落ちぶれていた。そんな時、彼女はラモーナと再会。ラモーナは以前の踊り子仲間…アナベルやメルセデスと共にある犯罪に手を染めていた。ディスティニーもそのチームに加わり荒稼ぎをしていくのだが…
「ハスラーズ」。
以下、ネタバレ・ロペス。
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犯罪映画としてのカタルシスも暗さもないし、ストリップ映画としてのお色気サービスも無し。正直、70年代東映映画専科な野郎どもには物足りないんだけど、現代を映す女性映画として見たら楽しめます。女であり母であり、性を武器にはするものの自分を貶めることはしない。カッコいい女たちだなぁと思いましたよ。硬派な刑事ドラマでありながら巨乳ばかりフィーチャーして話が頭に入ってこない「シェイズ・オブ・ブルー」でジェイローのファンになった俺としたら、ただただ彼女の尻を愛でる映画でありました。
