このレビューはネタバレを含みます
もったいない!本当にもったいない。パトリック・シュワルツェネッガーの危険だけど、どこか気品ある佇まいが魅力的だったのに。途中までは良かったのに、幽閉される「城」の内部を描いてしまった事で興ざめしてしまった。そこは観客の想像力に委ねるべきだったと思う。映画『ドリームキャッチャー』で登場人物の脳内を映像化してしまった事でリアリティが消し飛んだのを思い出した。
あと、場面場面がやたら暗いし、クラブシーンやフラッシュバックシーンは反対にチカチカする。観ててフラストレーションが溜まる。
上手くやればいい余韻を残す青春映画(暗黒青春映画か?)になっただろうに。