くり

ダニエルのくりのレビュー・感想・評価

ダニエル(2019年製作の映画)
2.9
序盤はこの映画がどういう方向に向かうのか結構期待して観ていた。
予告でも"イマジナリー"って単語を出してるくらいなので、「シックスセンス」とか「シャッターアイランド」的なオチのその先を描いてくれるんだよなあ、と。
てことは「ファイトクラブ」とか「キングオブコメディ」みたく結構好みかもしれないなあ、と。

ところが、この映画は思いもよらない方向に舵を切って急激に加速していく。
そして期待していたものとはどんどん離れていって、もはや止まらない。
まさに自分のなかのダニエルが暴走して、手に負えなくなったみたいに。

ダニエルを演じているのがシュワちゃんの息子だと知って思ったが、これはかつてシュワちゃんが主演した「エンドオブデイズ」的な作品だ。もしくは「コンスタンティン」みたいな方向の作品。

そういうテイストが好きな人は、この映画が好きになるんじゃないかと思う。

というか、始めからそういう映画だと思って観ていたら、今自分が抱いている感想も違ったものになっていたかもしれない。
この映画自体に罪は無い。

でも、予告編とポスターは今すぐ変えたほうがいい。
くり

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