幼少期にショッキングな体験をしたルークと、ずっと一緒にいてくれたイマジナリーフレンド“ダニエル”。
ダニエルに言われるがまま薬を盛り精神病の母を殺しかけた小さなルークは、ダニエルをドールハウスに封印する。
大学生になったルークが再びドールハウスの鍵を開け、ダニエルと再会した時、再び悪夢が始まる。
ルークが経験したトラウマは根深く、確かに、解離性障害として彼を蝕んでいた。
でもダニエルはイマジナリーフレンド、なんてかわいいもんじゃない。別の人格のフリをした、脳の、心の、深いところで主人格を嘲笑う最悪の存在。
精神疾患の幻覚や幻聴、分離感だと思わせておいてこれ実際めちゃくちゃ超自然ホラーでした。（超自然的、って言いたい年頃）
お化けかと思ったら精神疾患、の逆パターンですね。ダニエル、人の心の弱さに取り入って次から次と渡り歩くデスノートの悪魔みたいな、「災厄」そのものみたいな。人の形をした災害。
ラストまでずっとダニエルのターンです。
分離した精神のカオスのような、ケミカルでダークな映像効果に胸が騒いだ。センス。
しかしパトリックはマジでルックスがいい。
GenVが大好きなのでパトリックを見れたのが嬉しかった、それだけでニコニコしてしまうよね。顔の良い男に乗っ取られる人生、たとえ破滅でもなんかちょっと、いいな。
