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ドント・レット・ゴー ―過去からの叫び―のSSDDのレビュー・感想・評価

3.4
■概要
姪からの電話を受け、刑事の叔父は弟が迎えの時間を忘れたということを知り、弟に説教をしておく。
また出勤前に姪から説教の効果は絶大だったと感謝の電話があったが多忙のためあまり取り合わなかった。
その日の夜に弟一家は犬まで含めた無理心中が起きてしまう…。
途方に暮れる中、なぜか姪の携帯から電話が来る…確かに姪の声だ…自分はおかしくなってしまったのだろうかと訝しみながらも姪からの電話は事件前の時間からかかってきていることを理解する。
電話での通話で死という確定した過去を覆すことはできるのか…。

■感想(ネタバレなし)
ドントと付ければいいかという安直な掲題に眉をひそめながらもタイムリープと聞いては観れずにおれぬとまんまと観ました。

Netflixではザ・コールと意表をついたタイムリープサスペンスが最近はあったので、主流の流れでリープするだけではもう飽きられている目の肥えた方が増えているはずなので、ある程度捻りはあるのだろうと期待しておりました。

なかなか序盤の流れから中盤はよくある展開なのか見えづらく没入感のある展開で終盤で失速し切ってしまってる感があるものの、犯人像が絞りづらく、罠の伏線などもあるので楽しめました。

個人的な好みで言うとやり直せる過去はないと結局は現実の中での妄想で、過去を自分の記憶だけで改変して現実は何も変わらないという胸糞悪いタイムリープ物で夢オチのような作品があってもいいんじゃないかなと思ってます。

結局過去を改変するなんてファンタジーなので現実主義的なタイムリープオチがあってもとっても気分悪そうで観たい…って誰がそんなん他に観たいねんって思うかもしれませんが、ミストのラストが低評価なのが納得できないタイプなので。

爆弾の残り時間は数秒もしくは1秒で間に合わないし、助けに行くときは必ず間に合うわけねぇと思うタイプですが、アクション映画でそんな作品も大好きです。
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