ルース・エドガーのyoskoのレビュー・感想・評価

この描き方は秀逸。

差別と理想論、家庭と学校、愛情と信頼といった数多くのテーマに触れながらも、とても繊細に描かれている点がとても素晴らしい。それでいて正解や答えを明示しないというハイレベルな作品だと思いました。

鑑賞する側に委ねる手法はともすれば何が言いたいのか分からない作品になりそうなものの、この作品は主張がありながらも言い切らないところが独特。

他の方のレビューを見て見てみようと思った作品の中でもかなりのアタリでした。