まめだいふく

ルース・エドガーのまめだいふくのネタバレレビュー・内容・結末

ルース・エドガー(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

 中々見応えがあった。脚本もそうだが、ナオミ・ワッツ、ティム・ロス、オクタヴィア・スペンサーといった実力派俳優が脇を固めているからでもあると思う。
 もちろん、ルース役を演じたケルヴィン・ハリソンJr.もいい。本心を読み取れない表情や言動など、いい意味で"不気味"である。
 結局、ロッカーに花火をしまったのは誰なのか、さらにそれを教室に仕掛けたのは誰なのか、先生の家に落書きをしたのは誰なのか、真相は語られないで終わる。ルースと数人の生徒が、気に食わない先生を陥れるために共謀したのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
 映画の冒頭のスピーチでのセリフ「明日から悪ガキに戻るよ」や、物語後半での母との会話の際の「僕は演技がうまいんだ」という発言、さらにラストのジョギング中の表情など、そのあたりにルース・エドガーの本性が表れているのかもしれない。
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