べにえ

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコのべにえのレビュー・感想・評価

3.8
鮮やかな映画でした!

試写会にて拝見しました。
主人公がクセのある人で、ベネディクト・カンバーバッチが熱演していました。
時代背景も関係ありますが、とにかく陰謀論的な話を熱心に話すような人柄の方でした(笑)
猫を拾ったことがきっかけで、猫の絵を描き始め、波乱万丈な彼の人生が描かれていました。
私は、正直彼の表現する言葉、感覚に「?」と理解できないことが多く、物語の運びもふわっとしていると感じました。何を伝えているのか分からないと思っていたのですが、それは私の早とちりでした。
映画の終盤で昔の知り合いと再会するシーンがあるのですが、そのシーンがとても良かったです。それまでの疑問に合点がいきました。

あとは、上映中何度か見られる絵画のような色彩の演出も良かったです。とても鮮やかで、本当に絵を挿しこんだのかと思いました。
ジョークもイギリスっぽく、楽しむことができました。
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