それでもやっぱり「２」が好きというのは間違ってはなくて、大体１作目はそのキャラクターの紹介と誰かとの関係性を描くことに時間が割かれてしまって、自由な部分は少なくなってしまうのだけで、２作目ともなると紹介も関係の成り立ちの説明も既に終えている状態になるので、思うがままに遊ばせられる分センスが問われることになる。それで言うと今回のヴェノムは…。それでも、やっぱり１作目が好きという人もいて、誰かと誰かが初めて出会う瞬間が良いと言う人もいるのだった。
これはもう時代への目配せとはっきりと断言していい、一昔前だったらあまり通じないと判断されてしまったような、ヴェノムがクラブを訪れてコスプレと勘違いされる等々のシーンはコミカルで楽しかった。
