今泉監督作品4本目の鑑賞。
今の時代には有り得る話なんだろうなぁ。
正直難しい。。
個人的に人を好きになることについては性別は関係ないと思っている。ただ日本では同性婚は認められていないのが事実。LGBTを隠して恋愛して結婚して子供を持っているという人もいらっしゃるのだと思います。それは[あたりまえ]と言われている幸せを求めただけ。
大好きな人、忘れられない人と離れてしまったことで、それを何かで埋めようとすることで、それぞれの道を歩いている。
だけど、ふとした時に大切な人を思い出して自分の思いが止まらなくなる。
当たり前とか普通とかそうじゃなきゃいけないとか世間や常識に縛られて生きていかなきゃいけないところな誰しもあって、どこかで自分を抑えながら生きている。
だけど、他人を受け入れること、自分を受け入れることができたらきっと居場所を作ることができる。
『自分には優しさを
人には愛を』
ある方が教えてくれた言葉。
この作品もそんなことを教えてくれているのかなと思った。
藤原季節さんの優しさと不器用さ。
宮沢氷魚さんの透明感と不器用さ。
若くして出会った2人の危うさみたいなものがそれぞれの生活があって変わった部分があり、再会してまた一緒にすごすことで自分の弱さも受け入れて、成長して…元妻も成長して…
そうやってお互い成長しあえる大切な人。いたらいいなぁ。
そのためには自分を受け入れなければ。
と思わせてくれました。