財布に穴空いてる気がする

hisの財布に穴空いてる気がするのネタバレレビュー・内容・結末

his(2020年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

登場人物全員胸に来るシーンがあった。
常に幸せなシーンでも何かが引っ掛かり続ける映画。だからこそ人ってなんだろうと考えさせられる映画だった。

ここからネタバレ要素含みます

 子供の無邪気な言葉は透明で色付いてないモノだからこそ何にでもなれるなと思った。素直にこうしたほうがいい、こうしたいと考え出てくる言葉が真っ直ぐだからより効くのかな。最終的に4人で心の中で家族になれたかもだけど大人3人は全員反省しよう。
例え同性愛でも不倫は不倫。
どんなけ忙しくて辛くても暴力は暴力。
異性同士の愛情よりもどれだけ美しくても同性愛は同性愛。
 1つ1つの出来事にどんなストーリーがあったとしても事実はしっかり残る。その人との関係が薄ければ薄いほど事実しか見られない。だからこそ自分の周りにいる関係の深い人に対して人だからこそ取れる行動を普段からしたほうがいいんじゃないか。そう考えさせられた。思いやりをもって動く。そうじゃなくて相手のことを理解できなくても分かってあげようとする。それができる関係は一緒に過ごした時間があったからこそできる。「同性愛とどう向き合うか」ではなくて「人とどう向き合うべきか」を学ぶことのできる映画だと思う。

 まあ不倫も子供への暴力も身勝手に戻ってくるのも許せない👊

 松本さんの役のお姉さんいい人すぎる