Garararara

悲しみより、もっと悲しい物語のGararararaのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

自分の病気を隠し生きたい・共に幸せに過ごしたい夢を諦め相手の幸せを願う男性と、
(後から明かされる)病気を知っていて男性の願いを叶えようとした女性
先に男性からの行動、巻き込まれた別の男性への謝罪という形で女性が取っていた行動と気持ち
そして、最後は共に亡くなる。
最後まで一緒にいることを選択した女性
お墓
ただただ切ない

ウェディングドレス選びに付き合い、Kもタキシードを着て次の写真を取ろうとして、ツラくてタキシードを脱ぎ走り去るK
歩道橋の上でウェディングドレス姿のクリームが待っていて→幻で泣き崩れるKが切ない

二人だけの愛で考えるととてもいい映画だけど、巻き込まれた(利用された)男性の事を思うと残念。
共に死を選ぶのもはこの作品としてはありかな。

ポニーは、きゃりーぱみゅぱみゅを彷彿

韓国版(2010)のリメイク

https://www.youtube.com/watch?v=BRcudpJzy1I
A-Lin《有一種悲傷 A Kind of Sorrow》Official Music Video - 電影『比悲傷更悲傷的故事 More Than Blue 』主題曲 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=xnqPPQshHtE
映画『悲しみより、もっと悲しい物語』メイキング Youtube


クリーム…宋媛媛(ソン・ユェンユェン)、高1の授業中に担任から病院へ行け→両親と妹…家族全員頭交通事故死、それからKと住み始めた

張哲凱(チャン・チョカイ)…デモを歌ってた男性、死亡、K
2人は愛し合ってた

ボニー

K…発症、父と同じ、骨髄移植しかない、白血病、高1で父親癌で死去、K発症?、母親耐えきれずお金を残して出ていった、その後クリームと出会い

「願いは?」「長生きすること」
「私が好きなら、結婚して」「僕じゃダメだ」「じゃあどんな人?」「仕事もお金もあって家族思いで、そして健康な男」
「エッチは?」10年で5回→じゃなくて0.5回、ハグとキスだけ

ドナーを待って7年、残り1年もたない

クリームが歯科医の楊祐賢を好きに、祐賢婚約者あり

アニー・チェン…祐賢の婚約者でカメラマン、不倫写真をKが祐賢に送りつけ
「謝れというなら、ここで謝ってあげる」…謝る気ないよね?
駐車場で写真を撮る送ったKを待ち伏せし、背後からバットで殴りつける

金を渡し別れてとお願い
「1つ条件がある。個展を開こうと思うの。テーマは“死と期限”。亡くなるまで、あなたの写真を撮らせてほしい。モデルになってくれれば別れてもいいわ」

インタビューしながらの写真撮影
「楊祐賢と別れてあげる。もうひとつ要求がある。遺品をすべて私に」「断る。全部クリームのものだ」「矛盾してるわ。忘れてほしいのなら何も残さない方が…」無言のK

「すまない。別れよう。君が本気じゃないこと、感じていたよ。君にとって愛なんて二の次なのかも。でも僕は違った」「だけど手放した」「目が覚めたんだ」「あの写真のせいでしょう」「僕等の間にもう愛はない。馴れ合いだ」「この6年は愛じゃなかったのね」無言の祐賢「私もそのために来たの。ちょうどよかった」「最近ある女性と、知り合ったんだけど…」「お幸せに」泣きながら立ち去る

クリームと
「別れたよ」
クリーム…Kは家ではママ、仕事中はパパ、慰めてくれる時はお兄ちゃん、たまには恋人みたい。大事な時にかぎってぼんやりしてるの

丸いサボテン…花言葉は“永遠の愛 孤独の中の強さ”「僕が死んだら彼女に送ってほしい」「それが最後の望み?」「うん、毎年ひとつ3年間、彼女が僕のことを忘れるまで」「そうすれば、かのびは幸せに、とでも?」「きっとなれる。今は無理でも、いつか必ず」

「もう諦めたんだ」

結婚式の練習
バージンロードを一緒に歩き、祐賢に託す

クリームの祐賢への告白(メモリーレコーダー)…祐賢への謝罪、Kとのこと(クローゼットから出てきた薬2つを見つけ、Kの病気を知り、Kの願いを叶えるために祐賢と付き合い結婚)

「Kと夫婦になるという、一番の願いがかなった。ずっと一緒にいられると思っていた。まさかK自らが私を他人に託すなんて思いもしなかった。Kへの気持ちは16歳から今まで私の中で深くなりすぎてもう抜け出せないの」

「こんな所にいたの。捜したわよ。バカね。熱があるわよ。大丈夫、すぐによくなるわ。よく聞いて。これからはラーメンも冬のアイスもダメ。もちろん残業もダメよ。わかった?K…そばにいるわ。また野球しよう。下手くそな歌だって聞いてあげる。一緒に誕生日を過ごそうね。16歳の時からそう約束したでしょ。私がそばにいるわ。きっと治る。心配しないで。私がついてる」

祐賢が墓に花束
アニー・チェンの展覧会へ
「まだ信じられない。Kみたいなバカがこの世にいたなんて」「言葉で説明できるなら、愛に悩む人なんていないよ」
Kの引き伸ばし写真を見ながら「愛を甘く見てたわ。以前彼に言ったの。宋媛媛はあなたが思うより強く、1人でも生きていけるって。でもそれは違った。二人の愛は互いのために、命を差し出せるくらい深かった」

二人並んでビデオコメントしてる最中に、クリームの肩に寄りかかり命を終えたK。泣きじゃくるクリーム
「K…知ってる?家族に先立たれて、幸せとは縁が切れたと思ってた。あの日あなたに出会い、孤独な者どうし一緒にいさえすれば幸せになれるって知った。私たちの出会いは運命だったのよ。私に必要なのは温かいコーヒーじゃなくて、あなたと食べる冬の日のアイス。私を見守るだけの人じゃなく、一緒に冒険してくれる人。私に必要なのは、他の誰でもなく、あなたなの。K。今までありがとう。あなたと一緒にいられたこと、それが私にとって一番の幸せだった。ごめんなさい。(亡くなったKの手に手を添えながら)愛してる」重ねたKの手から離れるクリームの手
張哲凱(チャン・チョカイ)
宋媛媛(ソン・ユェンユェン) 之(墓)
存年二十九 二十九
二〇一五
墓の前で泣き崩れる祐賢

「なぜKなんだ?」「わたしがクリームだから」「どういうこと?」イヤホンを外しながら「私たちには家族がいないけど一緒に住んでる。Kとクリームはどっちのカ行の音。音が似ていて家族みたいでしょ?」

2002-2015年
ともに過ごした時間よ
永遠に

20231027-28 972
Garararara

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