朴大統領暗殺を基にした実録が原作のサスペンス。韓国のこの時代背景の作品はいつ観ても驚かされますが、ストーリーどうこうよりはイビョンホンssi演じる中央情報部部長と、イソンミンssi演じる大統領の心理戦が素晴らしかったです。イビョンホンssiが大統領に絶望し暗殺を企てる展開からラスト15分が特に見応えがありました。セリフが無くともイビョンホンssiの表情から目が離せない程惹きつけられます。本来なら警護部長役のイヒジュンssiも実力派なのに、2人の存在感が強過ぎて霞んで見えました。
ラストは実際の映像が用いられていましたが、イビョンホンssiの演技からは彼が私利私欲や野望の為に暗殺を実行したとは到底思えませんでした。
誰もが楽しめる作品では無いのでオススメは出来ませんが、改めてお二方の高い演技力を見せつけられたので、韓国映画好きとしては観て良かったです。
