映画の至宝

シン・ウルトラマンの映画の至宝のレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
4.6
上映まで楽しみで仕方がなかった日々が過ぎ去り、ようやく待ちに待っていざ鑑賞したが、最高の時間を過ごすことができた。

上映開始からすぐに声が飛び出しそうになった。
ウルトラマンはそんな詳しくないが、「シン・ゴジラ」の時と同じかそれ以上に感動と興奮で涙腺が緩んでしまった。

ハリウッドの作品を下げるつもりはないし、庵野秀明が凄すぎるだけかもしれないが特撮の見せ方やオマージュの入れ方、効果音や馴染みある音楽を使うタイミング、そして新しい試みに対する大胆さ。
正直どれを取ってもハリウッドとは格が違っていたというのが正直な感想だ。
やはり日本の特撮は見ていて気持ちが良いのは正にこのことなのだと心から感じた。

ただ、この映画はウルトラマンが大好きな方がウルトラマンを作りたくて映画を撮っている。
そのため、ウルトラマンを全く見たことがない方は取り残されてしまう可能性があるので不向きだと思われる。
しかし、ここまでファン向けに振り切って作っているのは逆に清々しい程に気持ちが良いし初代ウルトラマンのシリーズ39話分を2時間という短い時間で作り上げたことは最後の終わらせ方も含めて高く評価したい。

誇張抜きに日本の特撮は世界一だと再認識した。
本当に素晴らしい作品だった。