このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
ウルトラマンが大好きな大人が自分たちが見たかったものを全力で作った感があって良い。
肯定も否定も、次世代に繋がる何かを残せているように感じる。
ボサッと突っ立ってるウルトラマンの得体の知れなさが凄く良い。
あれだけで見た甲斐があった。
斎藤工の佇まいも演技も、あの世界でのウルトラマンならこれしかあり得ないってくらいばっちりハマってたし、メフィラス山本の胡散臭さも最高に良い。
ただ、ウルトラマンが何故人間(というか主に禍特対のメンバー)をそこまで好きになったのかの描写が薄いので、後半いまいち乗り切れない感じもあった。
断片的に散りばめられていたけど散らばりすぎてるというか…
神永の人間性を敢えてほとんど描写してないのは、ウルトラマンと同じ目線で観客も
人間を見つめ直すことが意図されてるような気がするのだけど、それを担う禍特対の描写が、なんかこう1〜2歩足りないような。
ゼットンは絶望感はあるものの、バトルや見せ方はこじんまりしてて、盛り上がりにかけるのは残念だった。
あと、ゾーフィとゾフィーの違いが全然わからなかった。(ラストはゾフィーって言ってたよね?)
この辺りはウルトラマンに詳しかったら分かるのかもしれないので、ちょと悔しい。
そしてM八七がめちゃ良い。
米津玄師恐るべし…