Keitan

シン・ウルトラマンのKeitanのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
4.2
20220513 034
とにかく楽しみにしてたので、公開初日の朝に鑑賞。
シン・ゴジラにして、シン・エヴァンゲリオンな、シン・ウルトラマン。庵野版緩やかなマルチバースとは驚きの展開。映像、ストーリー、諸々言わずもがな。総監修に庵野さんの名前があるので、昨年の公開を延期して、かなり後から手を入れたのは明白だな。(出演者からの再撮影発言からもあったし)
お話は、割とシンプルに分かりやすいヒーロー物。特撮物だから前作シン・ゴジラと比較しがちだけど、何体もの禍威獣や外星人が次々と現れる構成は、どちらかと言うとエヴァに近いかと思う。でもエヴァみたいな考察が必要ということも無く素直に画面の中の出来事を楽しみながら、あっという間の2時間。原作のエッセンスやオマージュを取り入れながら庵野さん流にアップデートして、始まりから終わりまで上手くまとめていたと思う。
色々、ご都合主義な展開や場面も散見された気もするが、それも含めて特撮至上主義ということで、リアリティというよりは、ファンタジーを優先させた演出なんだろう。

先ごろ発表されたシン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース構想の一部が本作でも示された訳で、来年の「シン・仮面ライダー」の公開もますます楽しみ。
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