このレビューはネタバレを含みます
ずっと主人公を写す画面が続くので先が予想できず、BGMともあいまって、終始どきどきしました。いわゆる戦争映画のようなど迫力の展開(たとえばプライベート・ライアンなど)とはまた違い、たんたんとしていて、逆にリアリティを感じがしました。中盤の街中でのドイツ軍と出会ってしまったときのハラハラ以降、腹をくくった主人公の思いが届いたときは、悲しい報せをつげなくてはならない使命もあって複雑ではありましたが、つかの間の安堵感でした。ベネディクト・カンバーバッチがいっていたように、きっとこの戦闘を中止しても、また新たな戦いの命令がくだり、本当に帰れるのはいつのになるのか。美しい景色との対比で、途方もない感じが胸をうちました。映画の終わりのその先で、主人公が写真の家族にもう一度会えていたらいいな。。
それにしても、コリン・ファース、マーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチ等々イギリス俳優といえばの、私の好きな俳優お三方がかっこよくて最高でした~。