たまねぎ

1917 命をかけた伝令のたまねぎのネタバレレビュー・内容・結末

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

2021/5/16一回目
ブレイクが死んだ村を後にする車からの村の景色の美しさとドラマチックだったり美しかったりするライトの使い方が印象的だった
気絶したあとの村でのシーンが暗闇の群青とオレンジの光がとても綺麗だったし強い影が長く伸びるのもまるで悪夢でもみているかのようだった
その中で女性と話しているシーンの光が優しく美しく外の光と対峙し引き立ってとても印象的だった

2021/10/24二回目
緊迫するシーンでのダイナミックなサウンドや緊張を煽る地を這うようなサウンド、ブレイクが息を引き取るタイミングで共に止んだり
初回では気づけなかったサウンドでの感情表現の豊かさに感銘を受けた
こういったサウンドや頭の高さに設定されたカメラの位置や一枚の画の中でうまく説明される状況によって引き出される一枚絵としての画面の力強さとそれらによって際立たされる緩急が臨場感を高め映画全体の満足感に繋がったのだと思う
個人的にスコットではなくブレイクが途中で死ぬのに驚いた
命令を受けたのもブレイクだしドイツ軍の罠に引っかかって建物が崩壊しかかってスコットを助けたのもブレイクだったから完全に自分の中でブレイクが物語を最後まで引っ張っていくと思っていたからブレイクが死んだ時も正直そっちが死ぬのって衝撃的だったし、絶対に生き延びれる命の保証なんてないし運命の虚しさみたいなものも感じた
たまねぎ

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