多くの方のレビュー同様に
限りなく長回し、すなわち「ワンカット」に近いカメラワークに圧倒され 途中からそれに気づくともう映像美、構図、すなわち作品に釘付けになった。作る現場の準備 練習 打ち合わせ 本番の撮影 素人にはどうやったらこんなのが撮影できるのか?想像がつかない。圧巻につきる。
作品のストーリーはシンプルである意味主人公らとの会話として絡む登場人物も極めて少ないので 自然に誰しもがこの映像に集中出来る。
まるで、超リアルなアトラクション体験のような臨場感。
凄まじい緊張感←長回しで、後半は物凄い数のエキストラを交えてのシーンとなるので戦火の銃弾飛び交う怖さに加え、カメラに映る主役をはじめとした出演者の絡み合うタイミング、に作品として完成しているものを見ているのであるはずがないが、ここで間違ったら取り直しなのか??!とあらぬ心配の緊張感が序盤から最後まで張り詰めた。
とにかく、どんな編集技術を併用しているにも関わらず 単に長回しという事だけでなく、構図が見事で美しく、是非ともスクリーンで観たいと思える作品。
逆に考えると ストーリーにおける命をかけた使命感あふれる感動作品としては、僕は残念ながら映像の二次元の凄さに釘付けとなり、キャッチコピーにあるような
命をかけた伝令 という感動は少なく思えてしまった。
凄まじく想像を遥かに超越した入念な絵コンテとロケ 編集、。
ケータイやパソコン、そしてソフトで閲覧しようが決して途中で一時停止をする事が失礼に思えて出来ないような作品だ