Kou

1917 命をかけた伝令のKouのネタバレレビュー・内容・結末

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

(あらすじ)
1917年。第一次世界大戦下の西部戦線ではドイツ軍の後退が始まり、イギリス軍は追撃に出ようとする。しかし、それはドイツ軍の罠だった。危機が迫る最前線への通信手段が途絶える中、若き兵士2人が呼び出され、翌朝までに作戦中止の命令を届けるよう指令を受ける。彼らは兄弟を含む味方1600人の命を救うため、無人地帯 (ノーマンズランド)に飛び込んでいく。

(感想)
本作品の売りは「脅威のワンカット作品である」ということらしい。
実際には、エディターとの相談でいくつか編集されている部分もある。
しかし、基本的には長回しであるため撮影は非常に困難だったという。

こういった特性を持つ当作品は没入感とリアリティに特徴を持つ。

5分前までピンピンとしていた仲間のブレイクが一瞬の隙を見せ、敵兵に殺されてしまう。映像が途切れることがないからこそ、そのリアリティを感じることができた。

彼ら伝言兵は前線を渡って仲間に伝言を届けようとしていたことから、いつ独兵と出会ってしまうのかといったハラハラ感を味わうことができた。

一方で、戦闘シーンなどが少なく脚本としてはこれといった特徴はないが、音楽が壮大でそれも飽きさせない要因になっていたと思う。

映画館で観たかったと思う作品。

1917がどういった方法で撮影されていたかは以下からチェックできる。
https://youtu.be/kMBnvz-dEXw
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