長回しって、監督・カメラマンの「どや!」な場面なわけですけど、全編長回しだと、こんなにカメラマンの存在を強く意識させる映画になるんだなあと。
「どうやって撮ってるの?」「今カット割った!?」「タイミングがバッチリ!」など考えつつ、どんどん絵が変わるので目が離せない。
ずんずん進む兵士が新しい場所に行って、そこらへんにいる人と話して、また次の場所ヘ…という話の流れも相まって、映画というよりゲームのムービーをずっと見ているような体験でもあった。
後にも先にもこれ一本の、稀有な作品なのは間違いないなし。