初めから最後までカメラの切り替えなしで進む展開は面白かった。長く張り巡らされた塹壕。地響きするよう大砲の音。まるで自分がその場にいるような感覚になる。少し油断させといて、急に脅かしてくるので何度、ビクッとさせられたことか。
臨場感という点ではこの映画は本当にリアル。でも、なんていうか、話がうまく行きすぎていて、逆にリアルを感じなかったりもした。エンターテイメント性が高く冒険アドベンチャー映画を見ているような感じ。冒頭のシーンでキルゴアという名の兵士が出てきたのは面白かった。
この映画を見たとき、(第一次世界大戦の映画という意味では)ピータージャクソンの「彼らは生きていた」が見たいと思った。Amazonでレンタルもしているけど、やっぱり劇場で見たい。だから もう少し我慢しよう。