第一次世界大戦下。面前の戦線からの独軍撤退は、実は英軍を誘き出すための周到な罠だった。【明朝までに敵陣をぬけ味方の攻撃を止めろ】失敗すれば1600の命が散りさる無謀かつ重大な任務に、たった2人の若き兵士が立ち向かう。
言わずもがな、2時間ワンカットの威力は凄かった。ここまで映画を一人称的に鑑賞したのは初めて。戦場に息をつく間なんてない。彼らにないなら、私たちにもない。川のシーンでは、気づけば息を止めている自分がいた。
ストーリーは至極シンプル。走って生き抜いて伝える。伏線もほとんどないし、どんでん返しだってない。でも戦場には脚本やプロットなんてないんだ、これがリアルなんだと、叩きつけられた気がした。
スコの顔がタイプ。