ワンカット風撮影方式でアカデミー賞を受賞していましたが。
映画が始まったら、その、カメラがワンカットだとかそういう次元を超えていました。
もう、ハンパじゃない！！！自分が映画の中にいた。この感覚は映画を見てきて初めてです。
ワンカット風故にそうなんだろうけど、あまりにもナチュラル。
そして録音技術もやばいと思った。
足場があんなに悪いのに、撮影隊の足音が全然聞こえない。当たり前なのだけど。
でも物語の中の音は、微細な音まで聞こえるのに。どうやって録音してんだあれ。
ここまで撮影技術について書いてしまいましたが、大事なストーリーですがね。
ここまで良ければそりゃもう、ストーリーだってすごいに決まってんだろ！！！！っていう
ワンカット風ということは、時間の経過が見てる側と全く一緒のはずなんですけどね…何時間も経っているような濃い時間。
そして、絶えず圧倒的な緊張感の中、歩みを進めなければならない精神ストレス。
本当に心臓に悪い映画でした…いやほんと…BGMもすごいのよ…
ただ、戦争の最前線に実際にこういう人がいるということ。今この時間も、私たちは見ることのない悲惨な景色の中、心をすり減らしながら死に物狂いで走っている若者がいるかもしれないということ。
それを思うと恐ろしい。争いは無くなるべきだと強く感じる映画でした。
心臓に悪いけど、また見たくなる、素晴らしい映画でした。
本当は満点だけど、怖過ぎたので減点0.2点。
ま、言ってる意味わからないっていう人は観に行ってくれ！！！百聞はなんとやらだよ！
この映画が作品賞じゃないなんて、パラサイトってどんな素晴らしい映画なんだよ。
私的にはこれが作品賞だよ。
パラサイト見てないけど。
