全編ワンカット！(風！)という前情報で
飽きて途中で寝ないかしらと妙な心配を
して挑みましたがいやいや凄かった。
主人公にずっとくっついていく感じで
あの狭さや視界の悪さやどこ行っていいか
わからなくなる感じ、大きい画面で観て
こその臨場感。
私もマスクの中でハァハァしてたと思う。
怪しかったと思う！
どうしても技術の方が気になっちゃうのが
オスカーで作品賞など獲り逃した要因のひとつ
かなと。そして勿論間違いなく撮影賞ですわ。
で、どうしても技術の話です。
カメラワークと導線の素晴らしいことよ。
あれは相当カメラと人の動きを計算しないと作れないよね。リズム感だね。
ただついていくだけじゃなくてポイント
ごとの見せ方も見事でしたよ。自然に
視点が動いていくし、時に見渡せない事も
あって緊張感があるし、ちゃんと盛り上が
るクライマックスもあるし、流れがあるの
がある種ミュージカルだなと感じました。
あと戦時中のセットをあれだけがっつり
作る(エンドロールに大工さんと美術さん
がたくさんクレジットされてた)のは相当
お金と労力と情熱があるなぁと思いました。
リアルだから怖い。
途中から一人になるパート辺りから
なんかメタルギアみたいな感じで
ゲーム画面ぽいなと。
途中セーブポイントあったしね。
バブバブ癒し回復ポイントつーか。
そう考えるとポイントポイントで
有名なベテラン英国俳優さんを
出してくる感じもゲームの
イベント画面に思えてきたw
川のシーンはちょっとワープしたなって
思いました。
伝令、とても大変。スマホあったら一発なのにね...あでも電波届かなそうだしね、と
時代を無視してアホな事を言ってみる。
どうでもいいついでに教えますとバンドオブブラザーズを観てた時は医療班に憧れました。
俳優の事
マッケイくん(豆知識だけどシアーシャローナンの元カレだわね)はウィゴモーテンセン主演の「始まりへの旅」で子供達の中のひとりでしたが、今回はがっつり主役で。不安そうフェイスが大いに効果を発揮していました。最後にフルネーム言うのも(・∀・)ｲｲ!!
アンドリュースコット、マークストロング、リチャードマッデン、ダニエルメイズにベネさんなど中ボスとコリンファースの大ボスなど有名どころが効いてましたな。
エンドロールの名前の出方はand ベネディクトカンバーバッチだったし出演順的にもあれなのでベネさんが大ボスかもだけど。
(ベンボスよりも労をねぎらうベテラン大佐が味があって良かったな。燻銀やでぇ)
サムメンデス監督のお爺様へのメッセージもじんときました。
