KozyBlaugrana

1917 命をかけた伝令のKozyBlaugranaのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
3.9
観終わった後の疲労感が半端無い!緊張の連続!いやいや壮絶です。

最初主役かな?と思った兵士がそうではなく、実は消極的でやる気が無い方が主役だったのにまずビックリ。ネタバレになるから言えないけどこれは観ていて途中で当たり前のように分かる。

全編ワンカットなのかと思ったらそうでは無いのね。あれは日本のふれ込みらしく、まあ全編ワンカット風ではあるけどそうでは無かった。でも素晴らしい撮影技術。まるで戦場の中に自分が入り込んでしまったように感じてしまう。

冒頭に述べた疲労感、緊張感はまさにこのせい。最後の300mは本当に壮絶です!

主役の俳優とそのもう1人は全く知らな俳優だけど、上官役は豪華でビックリ!しかも出番ちょっとだし。

ラストは何とも言えない感情が込み上げてきます。他の人のレビュー読んでると、プライベート・ライアンの方が良かったという人を何人か見かけたけど、自分は観たことないので比較は出来ないけど、この作品は素晴らしいです!機会があったらプライベート・ライアンも是非観てみたいんだけど、戦争映画って辛いのでなかなか観る気が起こらないんですよね。本作はそのワンカット(風だったけど)に興味があって劇場まで足を運んだけど。でも本作は絶対に劇場で観るべきだと思います!

アカデミー作品賞、今年はパラサイトだったけど、従来通りの方針だったら間違いなく本作が受賞していたでしょうね。つまり数年前だったら間違いない。でもパラサイトは素晴らしかったし、あれが作品賞でも勿論納得です。
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