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1917 命をかけた伝令のkのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.5
全編ワンカット映画、見応えありました。
自分自身が現場にいるような気持ちになり、劇中での恐怖や切迫感や緊張感が実際に経験したことのように感じました。
不自然な部分が一つもなく、映画ってこんなに凄いものを作り出せるんだ...と映画の面白さを改めて感じました。

沢山の人を救うことができるが、自分が死ぬ可能性も高い任務を頼まれ、迷わず応じたスコフィールドとブレイク。任務を遂行するために、道中で辛く厳しいことがあったとしても諦めずに進み続けた。その勇気や責任感に心を打たれました。

今日生きられても明日死ぬかもしれない、愛する家族や友人とも再会できずに。伝えたかった言葉も伝えられずに。そんな恐怖に駆られながら毎日を生きなければならなかった事、とても辛くかんじます。
劇中の悲しみを引きずるな、という言葉がとても厳しい言葉で、愛する人が亡くなって悲しむ時間も与えてくれない状況で、さらには日々数え切れないほどの人たちが命を落としていたと思うと、胸が痛くなります。
誰かを傷つける事はやめ、スコフィールドとブレイクのように誰かを一人でも助けたい、そんな気持ちの人たちが世界に増えていきますように。
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