行きて帰りし物語ならぬ行き着く物語だった。
長回しで辛い目に会いまくるのが『レヴェナント』を思い出した。
手を怪我した次のシーンで死体に触れてしまうのマジで嫌すぎたし、他にもいきなり爆発した時思わずうわって声出てしまって、映画館じゃなくてよかったと思った。でも同時にこれ映画館で見れたらすごいなとも思っていた。
これはいい意味でめちゃくちゃグラフィックのすごいゲーム感があって、ステージが変わったりチェックポイントがあったりハプニングがあったりで面白かった。ともするとのんべんだらり的に見える長回しが程よい所で起きてほしくないことが起こるから緊張感あってよかった。
序盤はゴドーを待ちながら的な不条理演劇ぽさ（もしくは隠し砦の三悪人的なバディ感）を感じていたのでそこからツイストがかかると思わずビックリだった。
所々に現れる英国オールスターキャスト的な配置が絶対に笑ってはいけないシリーズの芸能人みたいで、主演の無名感と併せて楽しめた。
吹替で森田順平と三上哲を起用してくれて嬉しかった。
