ここにーる

異端の鳥のここにーるのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
4.5
最初の説明が全くないので母をたずねて三千里を3話目あたりから見ちゃってるアホっていうのか、開始一時間を乗り切るのがやたらと辛い作品と言えるか。ただね、残り一時間くらい…、コサック軍の村人への蛮行とそれを一掃するソ連軍のドンパチシーンだけで4.5を献上したい。不謹慎だけど地獄絵図が素晴らしいのさ。"馬上ファック"には仰天するんだけど滅茶苦茶カメラワークがいいことに気づかされるのよ、この映画。中盤に知ってる俳優ステラン・スカルスガルドとハーヴェイ・カイテルが出てきてようやく心がピットインするんだけど、この二人とくにハーヴェイが糞の役にも立ってなくて(笑)。

『動くな、死ね、甦れ』とか『悪童日記』を思い出したけど、個人的には軽く越えたかも。