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異端の鳥のエコのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
3.9
ナレーションもなく、会話自体も少なく、淡々と話が進んでいくモノトーンの映画。だからこその、リアリティと、登場人物の心情が浮かび上がってくる。人以外の動物、鳥たちも意味ある役割を担っている。
ほんの数十年前には、多くの地域で無慈悲で凄惨な出来事が、日常茶飯事のように繰り広げられて来た。悲惨な時代だからこそ、異端なるものに対する扱いがより残酷となる。人間の弱さと怖さを思い知らされる。しかしながら、主人公のように、人間は生き抜く力を本来持っているはずだとも思う。
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