169分、全編モノクロ。ライトな映画ファンはお断りという作り手の固い意思を感じる。
で、ライトな映画ファンの私には、やはり厳しかったのでした。
モノクロは良いのだが、さすがに長すぎる。伝えようとするメッセージは十二分に伝わった。これだけの長尺にする必要が果たしてあったのかが疑問。BGMが一切ないこと自体は良いのだが、無音の時間の長さが余計に作品全体の尺の長さを感じさせた。
もちろんストーリー、役者陣の演技には言うことなし。とりわけ主役のペトル・コトラール(元々一般の男の子だったのを監督が直感でオファーしたそう)には主演男優賞を5個くらいあげたい(何様)。