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異端の鳥のyumasaiのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
4.0
配信で見始めて40分後、撮影と編集の秀逸さに一旦止めて、まだ劇場でやってるところがあるか調べてしまった。もっと早く見ておけば良かったと後悔している。
「ローマ」でも感じたことだけど画角いっぱいにストレスのない構図で、子供の目線と広い画をひと呼吸ずつ噛み締めて繋いであり全然疲れなかった。
音も囁くような集落の音など劇場でないと気づかないゲインで作られていて凄い。
ストーリーをセリフで説明するのではなく画と音で伝えるという基本の基本。

少年の行くところ不幸がつきまとい、非常にブラックな展開でありながらオムニバス的な流れは非常に受け入れやすかった。時代背景も始めは微塵も思わせないところから始まり、だんだんと戦地の中に広がっていく様が怖かった。

ハーベイカイテルかな?と思ったらガチでした。バリーペッパーはここでも狙撃が得意!
羊とお姉ちゃん、これは胸糞でした。
落馬した男の悲鳴がハリウッド常用?の声で笑った。
ちょっと前に4回目に見た「ブラックブック」を連想させるシーンもあり、エグい。
結局彼は自分の名前忘れたのではなく言わなかっただけなんだな。
など色々エピソードて語れる印象的な作品。
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